中野重治・堀田善衞往復書簡1953ー1979

中野重治・堀田善衞往復書簡1953ー1979

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出版社
影書房
著者名
竹内栄美子 , 丸山珪一 , 竹内好 , 加藤周一 , 鶴見俊輔
価格
4,180円(本体3,800円+税)
発行年月
2018年11月
判型
B6
ISBN
9784877144807

作家・中野重治と堀田善衞が、冷戦下の1953年から中野が亡くなる1979年までに断続的に交わした全書簡82通。
これらの書簡からは、民族独立運動を背景にしたアジア・アフリカ作家運動、中ソ論争からソ連等のチェコスロヴァキア侵攻事件、中野の日本共産党からの除名問題、キューバの新たな模索、ヴェトナム戦争等々、国内外の政治・社会が激動する時代において、これに向き合い、それを考えるなかから作品を発表し、発言し行動を起こしてきた文学者たちの肉声が聞こえてくる。
本書は往復書簡のほか、中野重治と堀田善衞の往復書簡をめぐる、鎌田慧、海老坂武、栗原幸夫各氏による書き下ろし論考と、中野・堀田と同時代を生きた文学者、竹内好、加藤周一、鶴見俊輔による中野論・堀田論を再掲。また、中野重治による堀田論、堀田善衞による中野論を収録し、巻末に関連年譜を付した。
戦後、国内外で政治と民主主義が大きく揺れ動くなか、あるべき文学と生き方を模索し格闘した文学者たちの証言。

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