1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります
全国の球児を支えるお母様方、「野球母ちゃん」としてデビューした日のことを覚えていますか? 息子が「野球をやりたい」と、あるいは夫が「息子に野球をやらせたい」と言い出したあの日、「野球って何だか厳しそう!」「サッカーの方がイマドキじゃない!?」と思ったことでしょう。それでも、門外漢だった母親たちが、いつしか前のめりに「野球母ちゃん」への道を突き進んでいくのです。
不安を抱えて戸惑い、「こうあるべきだ」と自らハードルを上げてしまう母ちゃんたちの日常は、助け合いと泣き笑いの連続です。本書では、そんな母ちゃんたちを主役に、彼女らの時にコミカル、いつもひたむきな姿を描きました。
「表情」をじっと見つめた幼年時代。「成長」を確認した中学時代。時代とともに、小さな両手に抱えていた荷物は目には映らない「心の荷物」へと形を変えていきます。そして、見守るしかできなくなった高校時代。そこで息子たちが見せてくれたものとは……?
「甲子園、怖かった」と漏らしたのは、2017年の春、選抜甲子園大会に出場した池谷蒼大投手(静岡高校出身)のお母さんです。本書では彼女のコメントも紹介しています。そして、練習着の洗濯に欠かすことのできない「ウタマロ石けん」の製造元である(株)東邦さんへもインタビューを敢行しました。また、野球母ちゃんたちへの取材中、「分かる! そうそう!」と互いの共通点に笑い合い、なぜか涙する母ちゃんたちもいて、そういう涙の意味も綴っています。
野球人気が全盛だった昭和、サッカー人気に押され始めた平成、そしていま、よき伝統を守りながら、野球は女性ファンをも魅了するスポーツへと変わりつつあります。「野球母ちゃん」の存在が、新しい時代を築いたのかもしれません。常にポジティヴな「野球母ちゃん」のパワー、ゆめ侮るなかれ、です!(かみかわ・やすこ)
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。