王希恩教授の本書は、激変する中国の、もっとも核となる「民族」という問題を正面から取り扱った貴重な研究書である。「民族」を取り上げることは様々な意味で複雑な問題を内包する。立場や視点を異にすれば、歴史は解釈を違えるからだ。しかし、中国の歴史は常にそれと向き合ってきた。王朝の正式見解なしには、文化の尺度は存在しない。その意味で、本書は現代の中国の「正史」とでも評すべきものと言える。 (あとがき(牧角悦子) より)
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