ダンシング・マザー

ダンシング・マザー

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出版社
文藝春秋
著者名
内田春菊
価格
1,815円(本体1,650円+税)
発行年月
2018年11月
判型
四六判
ISBN
9784163909332

鬼母降臨ーー。

あの衝撃のベストセラー「ファザーファッカー」。

義父に犯される少女の視点から描かれた、筆者の自伝的作品から25年、

同じテーマを、今度は娘を自分の男の魔手にゆだねる母親の視点から描く。

昭和10年、九州のとある町で生まれた主人公・逸子は、ダンスホールで知り合った男と、得意なダンスで生きるべく、長崎に出る。

ところが、過酷な現実生活に追われ、2人の娘を得るも、

早々に男との結婚生活は破綻。ホステスとして働いていた

キャバレーで知り合った新しい男との同棲生活に入るが、

あらたな生活にふたたび過酷な試練が襲う。

長女・静子の成長とともに、男の視線と関心は逸子から離れていく。

異常な熱意を静子に寄せる男への愛情なのか嫉妬なのか、

逸子は娘を男の毒牙にゆだねてしまう。

ーー母はなぜあんなことをしたのか。

そのときの母の年をはるかに越え、自身が母となったからこそ、

みえてくるものとは。

内田春菊が描く、自身の生をとらえなおす凄絶かつ渾身の一作!

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