預言の哀しみ

預言の哀しみ

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出版社
弦書房
著者名
渡辺京二
価格
2,090円(本体1,900円+税)
発行年月
2018年11月
判型
四六判
ISBN
9784863291829

石牟礼道子の遺した預言とは何か。

そして彼女はどこへ帰って行ったのか。



2018年2月10日、石牟礼道子氏が死去した。本書の著者渡辺京二氏は、故人の最もよき理解者として常に互いに支え合ってきた。本書には、死去直前までの故人の闘病の姿と絶えることのなかった執筆(表現)への意欲を「石牟礼道子闘病記」として収録している。感情をおさえた淡々とした筆致が胸を打つ。また最後の作品のひとつ新作能「沖宮」の謎について言及した論考は深く鋭い。他に「春の城」評釈、「椿の海の記」讃、「十六夜橋」評釈、脱線とグズリ泣き、など各作品に込められた深い含意を伝える貴重な一冊。

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