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本書は中国古典に関連の深い三人の作家、幸田露伴、中島敦、井上靖と三人の中晩唐の詩人、李賀、李商隠、温庭?の生涯や作品を、著者の専門とする異常心理学、性格類型学の視点から論じたもの。
中心気質の露伴、失調気質の中島敦、李賀、循環(躁うつ)気質の井上靖。かれらの作品群が、いかに自己の気質に支配・影響されたか、または、いかにそれから逃れたかを分析。李賀を敬慕した李商隠が李賀の魅力ある作品群に巻き込まれまいとして、定型詩をつくったのではないかと推論。
これまでにない作品理解の視座を提示している。
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