追憶の日米野球 2

追憶の日米野球

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出版社
彩流社
著者名
中西満貴典
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2018年11月
判型
B6
ISBN
9784779125379

ついに「野球の神様」ベーブ・ルース来日!



読売新聞社による2回目の日米野球(昭和9年)は、

神様ルースの来日という悲願を実現することができた

という点で大成功であった。



戦前期において、二回にわたって読売新聞社によって開催

された日米野球(昭和6年、9年)……

日米野球は親善野球と銘打っていたが、開催後わずか数年で

日米開戦にいたった。そのギャップが著者を執筆へと

衝き動かしたのである。



根底にあるのは「野球と戦争」という構図。

その問題を考えるに当って、戦前の日米野球を取りまく背景を

描出することから始めて、生と死、娯楽と憂慮という

コントラストが本書をささえる主旋律となる。

また当時の人びとにとっての日常(就職難、受験競争、

女性たちの声など)を、野球や満州の戦況記事と交錯させ、

より立体的に時代の「空気」を浮び上らせようと

試みたのが、この本である。

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