取り寄せ不可
偽りの秘書が恋をした――
皮肉なほど、純真な気持ちで。
リヴは旅行に行く双子の姉に頼みこまれ、数日間だけ立場を入れ替わり、
大企業の社長であるセブの秘書を務めることになった。
彼は海外出張中なので、ばれる心配はまずないという。
ところがある日の昼食後、オフィスに戻ったリヴは仰天した。
机にベビーシートが置かれ、赤ちゃんが眠っていたのだ!
〈あなたの責任よ!〉というセブ宛ての手紙と一緒に。
頼みの姉は帰りが遅れるというし、警察に届け出るわけにもいかず、
やむをえずセブに連絡すると、彼は急ぎ帰国し、こう主張した。
「僕の子供ではないが、とりあえず世話を頼めないか?」
まさか秘書が別人とは疑いもしないセブに罪悪感を覚えつつ、
魅力的な彼の懇願に負け、リヴはナニーを引き受けてしまうが……。
これまでさまざまな作家によって描かれてきた、双子の入れ替わりがテーマのラブストーリーですが、いま新たに秀逸な作品が誕生しました。ある日突然、かわいらしい赤ちゃんが書類のようにデスクに置かれていたら? ハラハラドキドキの展開から目が離せません。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。