ケース検討会グループとは、スーパーヴァイザーを中心に複数のメンバーが参加し、毎回、ひとりのメンバーによって提示されるひとつのケースを「グループ全体で」検討していくもので、さまざまな視点からコメントを得られる、というメリットの他、次のような点が最大の魅力となります。
①グループのメンバー同士が相互に影響し合い、学び合える。
②第三者に開かれる体験をもてる。
③グループ・ダイナミクスを体験し、そのなかでケースへの理解が深められる。
④スーパーヴァイザーをめぐるメンバー間の同胞葛藤に身を置き、そこで感じ考えることで自分を成長させることができる。
⑤心理臨床家としての横のつながりを作ることができる。
このような「心の援助職」における研鑽へとつながっていくため、本書は七つの実際例で成っています。おのおののケースが【概要】【プロセスノート】【ディスカッション】という流れでライヴ感覚で深められ、それらを「発表者の感想」そして「スーパーヴァイザーのコメント」で、もういちど丁寧にくるみ直します。――各ケース検討の末尾に、そこでの着目点にまつわる【Q&A】が添えられます!
これから社会の幅広い分野で活躍が期待される「心の援助職」が、実践のなかで切磋琢磨し実力を溜めていくために、こころ強い支えとなる参考書です。
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