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高等学校公民科で2022年からはじまる新科目「公共」についてのわかりやすい概説と、「大項目A 公共の扉」のためにアレンジした23の授業事例を掲載した、「公共」を知るための一冊です!
【本書の特色】
◎「公共」の全体像が分かる!
新科目「公共」の特徴を概説するとともに、新しい授業方法と評価方法についての概略をわかりやすく示しています。
◎実際の授業に基づき、新しい授業方法にも配慮した事例を豊富に掲載!
これまでの公民科の授業実践研究の蓄積を生かして、新学習指導要領の理念に沿って「公共」のためにアレンジした授業事例を17例、さらに、特に新しい授業方法に焦点を合わせた授業事例を5例掲載しています。「アクティブラーニング(主体的・対話的で深い学び)」のために提案する新しい授業事例を厳選しました。
◎すぐに授業に使える工夫が満載!
実際の授業でそのまま使うことを想定して、ワークシート・資料などを、可能な限り授業事例の中に織り込んでいます。また、一つ一つの授業事例そのままを使うほか、教科書や授業計画に沿って部分的にも教材として活用できるように構成しました。
新科目「公共」は、
内容A「公共の扉」
内容B「自立した主体としてよりよい社会の形成に参画する私たち」
内容C「持続可能な社会づくりの主体となる私たち」
に分かれており、「公共の扉」は必履修科目「公共」の入り口であり、内容BおよびC、さらに「政治・経済」および「倫理」への導入としても重要な位置を占めています。「現代社会」の大項目1とは内容も大きく異なり、「アクティブラーニング(主体的・対話的で深い学び)」 のために「学習活動の質の向上」が求められており、思考実験など授業方法にも新しい工夫が必要です。そのため、これまで「現代社会」の授業研究を繰り返してきた先生方にとっても、また、新たな授業研究の手掛かりが必要になるのみならず、必履修科目であることから、いわゆる倫理的分野に関する授業をする機会が少なかった先生方にとっても、利用しやすい授業事例集が求められると考え、本書を執筆・編集しました。先生方が新科目「公共」を好調にスタートさせることができるよう、施行までの事前準備や研究にも活用していただければ幸いです。
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