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〔岡野治子先生(元清泉女子大学学長)のコメント〕
宗教、武道、物理学部門等の既成の書籍カテゴリーに収まらない、 ユニークな書ですね。あえて言えば、本書にもあるように、「ある物理学者の神秘体験」というエッ セイとして拝読しました。
素領域理論を背景として、諸宗教の教えの中核である「愛」や「相手を大切にする」精神を徹底的 に極めると、霊と現世、聖と俗、彼岸と此岸の限界を超えて、人智で把握できない現象が解読できる、 というメッセージである、と理解しました。こうした霊界と人界を自由に飛翔できると、武道の世界でも奇跡のようなことが起きる、という写真入りのメッセージには驚きました。合気というのは、単なる力の足し算ではないことがよくわかります。
イエスの弟ヤコブの霊が、保江氏に注がれている、という件(マリアのお告げなど)は、新宗教の 権威付けを思わせて、少し引いてしまいました。しかし実体験に裏打ちされた、霊の世界理解の資質 を持つ人物のエッセイとして読めば、全体に理性的、論理的に全く破綻のない、興味深い書と感じました。
素領域論の視点から、霊の世界が説明された箇所で、「肉体に霊が宿る」の表現は誤りで、「霊に肉 体が宿る」が正しいという指摘は、素晴らしいと思います。キリスト教の「受肉」の思想もまさにそのことを言い現わしています。……
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