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これは新たな語り芸(エンターテインメント)!
京都芸術センターの人気講座シリーズ「伝統芸能ことはじめ」がついに書籍化。
2011年から2016年にかけて、著者である小林昌廣を講師として京都芸術センターで開催された講座シリーズ「伝統芸能ことはじめ──名作から知る伝統芸能の楽しみ方」全36回のうちから13回を集録。
3歳の頃から歌舞伎に親しみ、演劇・舞踊・ダンス・能楽・文楽・落語・講談・AKB48などなど、あらゆるジャンルの舞台芸術/表現を半世紀に渡って味わい尽くしてきた著者が、その博覧強記ぶりをもって伝統芸能初心者を宏大で奥深い芸能の世界へといざなう、変幻自在で呵呵大笑の講座(もはや講談?)の速記録(もはや講談本?)。
作品の歴史や背景の解説はもとより、作品の逸話やこぼれ話や裏話、鑑賞時の高揚感や観客の様子、そして専門領域である身体論からの分析など、作品を様々な角度から語る様はそれ自体がすでに話芸の域に達している、のかもしれない。
紹介する作品の世界を味わいながら、同時に著者の語り芸も楽しめる、画期的な一書が完成!
今はなき神田神保町「豊田書房」の思い出を綴った書き下ろしエッセイ、鑑賞時に劇場で描いたスケッチも多数収録した。
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