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「没後50年記念」の評伝、待望の翻訳
初公表された書簡、日記、未発表原稿などを駆使して、読みやすく精彩に富む筆致で「人間ウォー」を描いた、最新の本格的な伝記。
長男を偏愛する父親に疎まれて成長し、オックスフォード大学時代、飲酒と同性愛に耽溺。鬱屈し、入水自殺に失敗するが、『衰亡』で文学界の寵児になる。悲惨な結婚と別居を経て、カトリックへ改宗。第二次世界大戦の「クレタ島作戦」に従軍し、「不名誉」な撤退に苦しむ。戦後、『ブライズヘッド再訪』でベストセラー作家になるが、生来の厭人癖が嵩じ、「死の願望」が募っていく……。
「これまでの伝記のなかで、最も鋭く、洞察に満ちている」(『ワシントン・タイムズ』)、「全頁に横溢しているのは、ウォーの創造的、性的、社交的な力である」(『デイリー・エクスプレス』)、「独特の悪戯っぽいカリスマを的確に捉え……ユーモアがちりばめられている」(『タイムズ文芸付録』)と主要メディアも絶賛している。また、『ガーディアン』、『サンデー・タイムズ』他が、「今年の最良の本」の一冊に選んでいる。著者は受賞歴のある英国の伝記作家で、ウォーの孫が蒐集した未公開資料の閲覧を特別に許されたという。
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