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■日本人の体質にあった食生活を再考しよう
◎欧米人と比べて体温が低く、胃酸やインスリンの分泌量が少なく、アルコールに弱いというのが、日本人の体質。
◎明治時代、ドイツよりもたらされた肉や牛乳などの栄養豊富な食べ物は日本人の体力増強を目的としたが、玄米のおにぎりと梅干・味噌大根の千切り・たくわんだけで東京から日光まで14時間で到達した車夫の食事をドイツの栄養学に基づく高タンパク質・高脂質・低糖質・動物食中心に変えたところ、疲労が激しくなりダウンしてしまった。
◎それをもとの和食に戻したら、再び元気に走れるようになった。
◎日本人は1965年から1985年の20年が最もバランスの良い食生活をしていた。
◎この時代は、タンパク質、適度な油脂類、野菜や果物、乳製品、海草などの食物繊維と幅広い食品がとられるようになった。
◎1985年以降、食の欧米化・多様化が進み、栄養バランスの崩れが始まった。
◎これが、現代人特有の肥満や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病につながっていく。
◎人生100年時代に、永く元気で健康的に仕事もプライベートも楽しむには食生活の見直し、特に和食中心の食生活が大事であることを本書で具体的に紹介しています。
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