出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます
みなし贈与課税に関する完全解説版!!
初級者から上級者まで幅広い読者のニーズに応え、この1冊に論点を完全に網羅!!
不確定概念を多数の裁決・裁判例・判決から読み解く、税理士・会計士必読図書!!
〇はじめに
近年、みなし贈与分野は資産税分野でも脚光を浴びてきています。それにはいくつか理由があります。主としてみなし贈与が絡む取引が特殊領域ではなくなってきていること、事業承継対策においてポイントとなる自己株式の取得等や組織再編成、事業承継に係る資本政策スキームにおいてみなし贈与について特に初期における税額シミュレーションの重大性が広く認識されてきていること、などが考えられます。
みなし贈与は、類書にあるような計算事例だけでも、後付けで税務申告書を記載したり、その他税務諸手続きをすることは確かに可能です。しかし、組織再編成や事業承継といったコンサルティング分野の領域においては、場合によっては税額が非常に多額に及ぶこともあるため、初期の段階で税額シミュレーションをし、クライアントに周知徹底すべき事項であり、そういった点において今後ますます重要性は高まると考えられます。
従来の類書であれば、「(相続税法上の)みなし贈与」「贈与の一形態」といったように補足的に記載されていることが常で、真正面から取り上げられることはありませんでした。
本書はみなし贈与だけに焦点をあて、完全解説と銘打ち、みなし贈与分野の「基礎」についてはこの一冊で事足りるような構成となっています。
本書の大きな特徴は、みなし贈与の分野だけに限定したことからと、以下の点に集約されます。
・みなし贈与分野における初級者から上級者まで幅広い読者のニーズにこたえるものを意識したこと
・論点は最新の税制改正まで(本書では平成30年度税制改正における無対価組織再編成の取扱いがあたります)網羅性を重視し、類書では軽く扱っている記載についても誌面の許す限り詳細な解説を加えていること
・裁決・裁判例・判例についても網羅性を重視し、できるだけ実務上のヒントになるような汎用性のあるものを厳選して掲載したこと
・みなし贈与は「不知・うっかり」で失念することが大半であり、苦手意識を持っている実務家が多いため表現はできるだけ平易に、また、随所に非常に簡単な「よくある」事例を組み込み、具体的な取引をイメージしていただけるようにしたこと、一方で実務上稀な事 例についても上級者向けに汎用性のある取引のみを厳選し掲載したこと
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。