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「グローバル化」からの揺り戻し
アメリカ、フランス、中国、ロシア、日本、東南アジア…
混迷する世界経済、その現状を解明し、展望を見出す。
世界経済は、行き過ぎたグローバリゼーションからの揺り戻しという大きな転換期に差し掛かっている。先進国における格差拡大の中で、没落する中産階級が民主主義の経路を通じた反乱を起こしていることが、この揺り戻しの原動力である。だが変化は世界で一様に起こっているわけではない。本書では、世界の主要国、地域の現状を、「格差」という補助線から明らかにし、今後の国際秩序展望の一助とする。
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