ピアノ・ノート

ピアノ・ノート

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出版社
みすず書房
著者名
チャールズ・ローゼン , 朝倉和子(翻訳家)
価格
3,850円(本体3,500円+税)
発行年月
2018年10月
判型
B6
ISBN
9784622087526

万能でパワフル、しかしもっとも誤解されているピアノという楽器。
ピアノの音はどこで作られるのか。指は細長いのが理想? 和音はなぜ人を感動させるのか。ベートーヴェンはピアノを使わずに作曲し、モーツァルトはピアノに頼りそれを恥じていた。優れた調律師は優れたピアニストより少ない。コンサート会場の聴衆の咳は何を意味するか。レコーディングで「切り貼り」を目立たなくするコツ。――軽妙なタッチの逸話でローゼンが語るのは、ピアノが19世紀のクラシック音楽を牽引し、そして衰退していった物語だ。

世界的なコンサート・ピアニスト=西洋音楽史と文学に詳しい理論家が、80歳を目前にしてその経験と知恵を結集した、味わい深く痛快なエッセイ。ここにはピアノ演奏の苦しみと歓びが、演奏家、定年でピアノを始めた人、CDでもっぱら聴く人、みんなのために書かれている。
「音楽について物を書く人間で、ローゼンのような才能をもつ者は他にいない」(エドワード・サイード)

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