メガ・ベンチャーズ・イノベーション

メガ・ベンチャーズ・イノベーション

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出版社
千倉書房
著者名
村元康 , 永井竜之介
価格
2,200円(本体2,000円+税)
発行年月
2018年10月
判型
A5
ISBN
9784805111611

圧倒的なスピードで市場を席巻する米国や中国のメガ・ベンチャー。そのメガ・ベンチャーに焦点を当て、ベンチャー、イノベーション、マーケティングという3つの視点から、ベンチャー・ビジネスの整理と分析を行い、イノベーション創出のためのマーケティング戦略などについて考察する。

《読者の皆様へ》
ある特徴に引きずられ物事の評価が歪められることを「ハロー効果」と呼ぶ。ベンチャー業界は、短期間のハロー効果による誤解や思い込みが大きい世界である。だからこそ、一歩引いた客観的な立ち位置から、ベンチャー企業やそのビジネスについて整理と分析を行う必要がある。本書では、次の3つの特徴に焦点を当てる。

 1.イノベーションという概念を軸として、ベンチャー企業の整理と分析を行う。
 2.イノベーションという目的の達成手段として、マーケティング戦略を取り上げる。
 3.ベンチャー企業の延長線上にあるメガ・ベンチャーへ焦点を当てる。

イノベーション、マーケティング、そしてベンチャーは、それぞれに注目を集めてきたテーマである。しかし、それだけに分断して語られる傾向が強い。そこで、実務に役立つ知見として、学術領域、実務領域、ジャンルも横断していくことに重きを置いた。

本書では「GAFA」や「BAT」といった世界のメガ・ベンチャーに焦点を当てる。日本における起業の大半は、スモールビジネスとしての起業であり、短期間で急激な事業成長と規模拡大を狙う野心的なベンチャー企業はごくわずかである。メガ・ベンチャーを起業の延長線上で語ることによって、メガ・ベンチャー志向を持った起業家(予備軍)の力になりたい。

ベンチャー、イノベーション、マーケティングに関する知見を組み合わせ、これまでにはなかった「新しい何か」を「新しく価値あるモノ」としていくためのヒントとして、本書を役立てて頂ければ幸いである。
(「まえがき」から一部引用)

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