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東南アジア諸国は経済発展も目覚ましく、また、親日的でもあり、進出を考える日本の消費財企業も多い。しかしながら、各国の市場では「華人系地場財閥企業」と「欧米系外資企業」による製品が席巻するのみならず流通も支配しているため、撤退してしまう企業も極めて多い。
このような状況の下、2004年から食品製造業を中心に、東南アジアにおける日本企業の活動を調査してきた著者は、この2大プレイヤーに対抗するための、日本の製品の技術的差別性を活かした「弱者」の戦略を提示する。東南アジアも先行組・後行組と大きく2つに区分される中、それに即しきめ細かい検討がなされ、実務者への有用性は極めて高い。
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