新訳ベケット戯曲全集 2

ハッピーデイズー実験演劇集

新訳ベケット戯曲全集

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出版社
白水社
著者名
サミュエル・ベケット , 岡室美奈子 , 長島確
価格
4,620円(本体4,200円+税)
発行年月
2018年9月
判型
B6
ISBN
9784560093320

空前絶後の美しすぎる「実験劇」

 『ゴドーを待ちながら』についでメジャーで、ベケットの戯曲で最も美しい作品のひとつであるとされる「ハッピーデイズ」が表題作! 誰も見たことも聴いたこともない世界の創造にかけては天才的なベケットによる、空前絶後の実験演劇17作品すべてを(超短篇もふくめ)一挙収録。
 女性が土のなかに埋まっていく劇(「ハッピーデイズ」)、誕生日にみずからの行動や思索をテープに吹き込むことを習慣としている男の劇(「クラップの最後の録音」)、壺から顔だけ出した男女三人が三角関係を語る劇(「プレイ」)、極小ドラマ(ドラマティキュル)と銘打たれた劇(「行ったり来たり」)、闇に浮かぶ「口」だけがトーキングマシンのように言葉をしゃべりつづける劇(「わたしじゃないし」)……。
 「ハッピーデイズ」「クラップの最後の録音」「だまって演じる1」「だまって演じる2」「プレイ」「行ったり来たり」「息」「わたしじゃないし」「あのとき」「あしおと」「演劇のためのスケッチ1」「演劇のためのスケッチ2」「ピース・オブ・モノローグ」「ロッカバイ」「オハイオ即興曲」「カタストロフィー」「なにをどこで」の収録順。巻末に各作品の解説付き。

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