取り寄せ不可
小さな、けれど平穏な踏鞴家給地の日々は永遠には続かない。ミリシアとピスフィは、本来の目的であった交渉をしに領主館に向かう。一度は殺されかけた康太もまた、この踏鞴家給地で起こったことを聞くために同行した。そこで話を聞いた康太は、全てを失った月句のために、踏鞴家給地の食材を使い、思い出の饗宴でもてなすことを決める。ぶどう酒色の春。夏にたなびく淡雪。紅に染まる秋。冬は白く、あたたかく。四季の記憶を料理に起こされ、月句は過去と向き合っていく。そして、康太も新たな旅立ちを決めていた。若き居酒屋店主にエルフの娘、夢を見る商人に知識に取り憑かれた少年、それぞれが選ぶ道とは――。
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