あのころ、天皇は神だった

あのころ、天皇は神だった

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出版社
フィルムアート社
著者名
ジュリー・オオツカ , 小竹由美子
価格
2,530円(本体2,300円+税)
発行年月
2018年9月
判型
四六判
ISBN
9784845917068

第二次世界大戦中のアメリカで、強制退去によって追われた日系人の一家。

彼らはユタ州の砂漠にある収容所に送られる。家族それぞれの視点から語られる、有刺鉄線の内側で過ごす日々……。

オオツカの長編デビュー作、待望の新訳。



「かつて、「日本人」であるというだけで、囚われたひとたちがいる。ひどいめにあわされたひとたちがいる。かれらの普通の日々を狂わせたのは、「神」だった」

――温又柔(小説家)



「歴史のけたたましい音の下でひっそりと息を殺していた、名もなき声の数々が、物語のなかでこだまする。不穏で、残酷で、そして美しい言葉が」

――藤井光(アメリカ文学研究者)



【内容紹介】

カルフォルニア州バークレーで暮らす日系アメリカ人家族に突然訪れた不幸。

パール・ハーバーの夜、父親が尋問のためFBIに連行された。

そして翌1942年春のある晴れた日、街のいたるところにあの告知が現れた。「強制退去命令十九号」。

残された母親とその子ども二人が、込み合う列車に乗り込み、たどり着いたのは、ユタの埃っぽい砂漠の有刺鉄線で囲われたバラックの町だった…。



「天皇が神だった」あの時代、名もなき家族の人生が深く、大きくゆさぶられる…。



『屋根裏の仏さま』でPEN/フォークナー賞を受賞した、ジュリー・オオツカのデビュー作が小竹由美子の新訳で復刊。

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