化学は,物質の性質や変化を調べ,その仕組みを原子・分子レベルから理解し,さらにその仕組みを応用して新しい物質を実験によって生み出す学問である。大学での化学は,物質の世界を支配する法則を理解し,その法則に基づいて物質を統一的に理解しようとする。この法則を理解することができれば,身の回りの物質の特性を的確に把握し,これを利用し応用することができるようになる。化学はわれわれにとって魅力的であり,実践的な学問なのである。
本書では,物質の誕生と変化の歴史を,原子の誕生→物質の誕生→物質の変化→生命の誕生→人類の誕生→未来の化学という順序でたどる。
大学初年次の基礎化学あるいは一般化学の教科書として使用することを想定し,各章を4ページで解説,1回の授業に適切と思われる分量を割り当てている。各章に理解度をチェックするための練習問題を付け,巻末にその解答を載せる。本文2色刷。
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