本社は田舎に限る

講談社+α新書

本社は田舎に限る

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出版社
講談社
著者名
吉田基晴
価格
946円(本体860円+税)
発行年月
2018年9月
判型
新書
ISBN
9784065127797

いま行政も企業も大注目のIT企業社長が実践する新しい仕事と生活。東京で起業して10年、ようやく仕事が増えてきて赤字から脱出。しかし今度は人が集まらない。追い詰められた社長が活路を求めたのは、地方だった。「半IT×半○○」を旗印にサテライトオフィス設立、そして翌年の本社移転。そこからすべては回り始めた。会社存続のために打った手だったが、そこから広がる仕事と人の輪。小さな会社から始まった日本の未来の形


いま、日本中が大注目! 「にぎやかな過疎地」づくり実践中の著者による新しい仕事と生活。

東京で立ち上げたITベンチャー企業。リーマンショックを乗り越えてようやく赤字を脱出。
しかし弱小企業の悲しさでいくら募集しても人が集まらない。
そこでとった窮余の策が徳島県美波町へのオフィス移転だった。

「昼休みにサーフィンができる会社」
「半IT半○○」(○○には自分の趣味を)を謳い文句に募集したところ、
大都市圏の若者から応募殺到。一挙に募集問題は解決。

と、話はここで終わらない。
実際にオフィスを移転してみると、いままで見えてなかったものが見えてきた。
会社の仕事だけではない、社員一人ひとりに期待される地域での役割、
限界ギリギリの過疎地ならではのさまざまな課題とIT企業ならではの課題解決方法。

田舎がのんびりしているなんてとんでもない。
田舎のほうがやることはいっぱいある。人がいないだけだ。

「半IT半○○」の生き方から「マルチX」の生き方、
都会と田舎のいいとこどりの「デュアルライフ」という生き方、働き方。

気がつくと、だんだんとさまざまな人が集まってきた。
人口減少は仕方ない。でもなんかいつもガヤガヤして楽しい。

「にぎやかな過疎」。
もしかすると、ここが課題先進国日本の最先端かもしれない。

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