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好評図書、待望の新訂版刊行!
豊富な事例とフルカラーの写真で学べる好評シリーズ「事例で学ぶ保育内容」の新訂版を刊行しました。2017(平成29)年告示の幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領に対応し、新規原稿の追加や改稿を行いました。
本書の第1章、第2章は、幼児教育の基本、乳幼児期の発達と領域「言葉」についてまとめました。ここではまず、ことばとなる前のことばについて学びます。産声や微笑み、まなざしの交流もまた、ことばになる前のことばなのです。それは愛情に満ちた親や保育者との関わりのなかで育ちます。周囲のおとなの慈しみに満ちた応答的な関わりが、乳幼児のなかにため込まれ、ときを選び、「ことば」という形になって外に現れてきます。ことばの育ちの基盤は、誕生のそのときから大切に積み重ねられていくのです。
第3章からは、領域「言葉」の重要な諸側面について、具体例をあげながら解説しました。「多様な感情体験」「信頼関係」「自分の考えや思いを伝える」「話しことばと書きことば」「ごっこ遊び」の5側面です。それぞれの具体例を通して、ことばが生まれ広がっていくプロセスや保育者の援助と環境について紹介しています。どうしてそのことばが生まれたのか、子どもはことばにどのような思いを込めているのか、ことばはどのように受け止められひろがっていくのかなど、事例から読み取り、語り合うことで学びは深まっていくでしょう。ここでは、対話的な学びを期待しています。第8章では、幼児教育の現代的課題と領域「言葉」というテーマで、メディア環境がもつ課題、評価や幼小接続の問題についてまとめました。21世紀の社会を生きるうえで必要とされる能力とは何か、そのためにことばは、どのような役割を果たすのかについて考える糸口にしてください。
(本書「はじめに」より)
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