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『列子』 は、 『老子』 や 『荘子』 ほどには読まれていない様にも思われますが、 系統としては、 老子や荘子の無為自然を尊重する流れに加えられるべきものと思われる。
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中国の学者の研究では、 列子は紀元前四世紀の初め頃の人ではないか、 ということで、 孔子よりも半世紀遅く、 荘子よりも半世紀近く早い人ではないかと推定される。
『列子』 を道家の書としてではなく、 古代中国の説話集として見る時、 数々の興味深い説話が認められる。
例えば、 天地崩壊を心配していた杞国の人の話「杞憂」 (天瑞第一)、 猿の餌の木の実の数で猿と揉めた話「朝三暮四」 (黄帝第二)、 周の穆王に献上された精巧なロボットの話 (湯問第五) など、 様々な話題が有る。
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