物語でわかるAI時代の仕事図鑑

物語でわかるAI時代の仕事図鑑

取り寄せ不可

出版社
宝島社
著者名
竹内一正
価格
1,540円(本体1,400円+税)
発行年月
2018年9月
判型
B6
ISBN
9784800286536

今ある仕事の大部分がAIに置き換わるといわれる2030年。10数年後に訪れる雇用の姿を、小説を通して読み解く一冊。 製造業、金融、教育などの業界でAIがどう使われるかを示しつつ、高齢化、非正規雇用の増加、中国・インドの台頭など、 国内外の社会情勢を反映することで、AI時代の問題点を浮き彫りにします。
小説部分には、以下のような人物が登場します。
第1章:モーターメーカーで工場長として働く39歳の美人主婦。男尊女卑の風習が残るメーカーの中で、 格段に生産性が向上した反面、事故への対処などが不十分なAI管理の生産ラインと格闘する。
第2章:メガバンクで融資係の主任を務める38歳の銀行マン。AI審査による不正融資に加担したため、出世コースから転落していく。
第3章:市役所の介護福祉課で係長を務める40歳の主婦。当たらず触らずの役所仕事をこなしてきたが、 AIに依存せず、高齢者が生き生きと暮らせる介護施設を訪問してから、介護に対する考え方が徐々に変わっていく。
第4章:新宿・歌舞伎町の風俗店オーナー・60歳。AIラブドールの導入で店は繁盛したが、ライバル店のチンピラにナイフで刺され、 車イス生活に。しかし、ラブドールと自動運転車イスに使われるAI技術を融合させ、障害者支援への新たな境地を開くために動き始める。
第5章:電子部品メーカーの設計課で働いていた38歳の元OLが、父の病気のため千葉県で漁師を継ぐことに。 保守的な世界でAIを使った新たな漁法の導入に取り組むが、規制に阻まれうまくいかず、最後に大きな決断を下す。
第6章:東京から妻の実家の岡山に移り弁護士事務所を開業するものの、顧客がまったくつかず、保育士を兼業する。 多くの業務がAIに置き換えられる中で、保育士として子供たちと触れ合ううちに、AIにはできない多くの仕事があることに気づく。
巻末には「2030年 食える職業/食えない職業・AI時代の職業図鑑」を329職種掲載。これからの仕事の選択肢を考えるヒントが満載です。

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