1985年ソウル。大学生になった元反共少年のヨンホは、軍事独裁に抗議する市民が虐殺された光州事件の真実を知り、民主化運動にのめり込む。
しかし、軍政下の韓国では強大な権力の前に、また北朝鮮を真に恐れる市民の前に、敗北続きとなり、ヨンホも投獄されてしまうーー
1987年の民主化をなしとげた韓国の一人ひとりの群像劇を、新進漫画家のチェ・ギュソクが描きだす、異色の韓流コミック。
翻訳は、『九月、東京の路上で』などの著作がある加藤直樹。
2016年日本語版刊行後の南北朝鮮の状況を新たに解説し、また『沸点』をより深く読むためのシネマガイドなどを増補した一冊(本編は旧版と同一)。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。