現在、将棋ソフトの影響もあってこれまで見たことのないような指し方が生まれたり、過去に指されていた形が蘇ったりしています。
このような現代将棋の目まぐるしい流行の移り変わりの中で、その新しい形の是非はどうなのか?
流行形はプロ棋士の対局数が少ないので検証しようがない、とあきらめてはいけません。
それなら実際に対局してもらえばいいじゃないか、という発想で生まれたのが本書です。
本書では後手急戦の隆盛により日々新しい形が試されている矢倉、藤井聡太七段をはじめ若手の研究が進んでいる角換わり、そして将棋ソフトによって現代に蘇った雁木という3つの戦型における6つのテーマ局面用意しました。そしてそのテーマ局面から所司一門が誇る若手精鋭の近藤誠也五段、石田直裕五段、石井健太郎五段に代わる代わる対局していただき、それぞれの局面における一定の結論を出していくものです。
また、6局面に対する渡辺明棋王、松尾歩八段の見解も収録しています。
本書で現代将棋の最先端の研究を体感してください。
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