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2012年、社員数3人ではじめた会社が、2018年6月現在月販6億に。
テレビや雑誌、新聞での紹介が絶えない「移動スーパーとくし丸」ビジネスのすべて。
お買い物難民を助けたい、おばあちゃんが集まることのできる場所を作りたい!!
実際に自分たちで町を歩き、ピンポンしながら一軒一軒のお宅を訪ねてニーズを掘り起こし、試行錯誤を重ねてその仕組みを作り上げていく様子は、あまりにも地味で、地道な日常。
現場で販売するパートナーの提案を飲み込むうちに進化し、商品数が飛躍的に増えていく軽トラックとくし丸。
組むのは、地域に根差してがんばる全国各地の地元スーパー、そのスーパーと定額で低額な契約を結んで、地域のインフラを守る。
7年前徳島で始めてから、ほぼ全県でとくし丸が稼働するところまで突き進んでいった奇跡の軌跡。
マスコミの力で、とくし丸のリアルを伝えてもらって前進していく様子も描いています。
AIの対極にある肉体派のザッソーベンチャー、読めば読むほど、新たな気づきが生まれます。
【本文より】
なぜ「移動スーパー」に至ったのか? それには、こんな理由がある。
今、スーパーの超大型化&郊外化で、近所のスーパーが撤退し、日常の買い物に不自由して
いる人たちが増えている。いわゆる「買い物難民」と呼ばれる人たちだ。経産省の統計では、
その数、全国に約600万人。もちろん高齢者比率の高い徳島でも6万人以上と言われている。
では、その方たちは日々どうやって暮らしているか?
「食べるものを買うのは、いつもコンビニ。だから生鮮食品はあまり口にしない」
「たまに近所に住む娘に頼んで、車に乗せてもらいスーパーに連れて行ってもらう」
「この秋は、まだサンマを食べてない」
「宅配を利用する時もあるけど、やっぱり見て買いたい」
「80歳を過ぎているけど、買い物のためにまだ車の運転を続けている。でもシンドイ」
市場ヒアリング調査を行う中で、このような声をたくさん聞かせてもらった。なかには、
5000円ものタクシー代を払って、スーパーまで買い物に行くというお婆さんもいたほどだ。
◎ネットスーパー、年齢的にとてもついていけない。
◎お弁当の宅配、1ヵ月もすると飽きてしまう。
◎宅配、注文してから届くまでのタイムラグが不満。
◎スーパーまでの送迎サービス 気を遣うし、時間を合わせるのが不便。
ここ最近、買い物難民対策が連日のようにニュースになっているが、それぞれに弱点を抱え
ているようだ。そもそも「買い物」という行為は、生活の中の「お楽しみ」でもある。現
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