本の雑誌 423号(2018 9)

特集:文豪とはなんだ?

本の雑誌

出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます

出版社
本の雑誌社
著者名
本の雑誌編集部
価格
734円(本体667円+税)
発行年月
2018年9月
判型
A5
ISBN
9784860113858

アニメやゲームで、巷でひそかなブームになっているらしい文豪だが、しかし。では文豪とはいったいなんなのだ? 誰が文豪なのだ? というわけで、本の雑誌9月号は「文豪とはなんだ?」特集。文豪の必要十分条件を決める座談会から、文豪と金に文豪と編集者、文豪と妻に太宰治人間失格すごろく、文豪人気者番付におじさん二人組の桜桃忌参り、そして読者の好きな文豪アンケートまで、文豪だらけの22ページ。文豪の謎と真実がいま解明されるのだあ!

 新刊めったくたガイドは、♪akiraが超絶痛快探偵小説『IQ』をウルトライチオシすれば、江南亜美子は「いびつ」な人々の孤独を描く『ワインズバーグ、オハイオ』にどっぷり。大森望が巨大海洋生物からうなぎまで、真夏の日本SF祭りでヤットサーなら、若林踏は『碆霊の如き祀るもの』で謎と恐怖を堪能! 大塚真祐子が第159回芥川賞の候補作を読み比べれば、仲野徹は学術的文化的おっぱいがいっぱいの名著に舌鼓(?)。そして北上次郎は美しく気品ある『天地に燦たり』を怒濤の一気読み。さあ、夏休みは、おじさんが三つの視点で描くのがキモという朝鮮出兵のドラマを、飯嶋和一『星夜航行』と読み比べてみよう!

 今月は新宿区中井の伊野尾書店店長・伊野尾宏之が久々登場。ひっそりと幕を下ろしたトーハン店売の人間ドラマをじっくりと描くぞ。そして読み物作家ガイドは吉田伸子が原田マハに肉薄。何よりもペンネームが最高!と評する「原田マハ」の"生きる力"が込められた物語10冊を厳選するのだ。さらに西村賢太「一私小説書きの日乗」が「新起の章」から「堅忍の章」に衣替えなら、宮田珠己「私がロト7に当たるまで」は第二回で早くも2万円を回収!? 絶好調「黒い昼食会」で「美しい顔」はどうなるかを吟味すれば、平松洋子「そばですよ」で笹塚カムバック! ささ家のさけ弁と江戸家のカキフライが恋しい本の雑誌9月号で、酷暑も猛暑もぶっ飛ばそう!

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top