デカルトと哲学書簡

デカルトと哲学書簡

出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます

出版社
知泉書館
著者名
山田弘明
価格
5,500円(本体5,000円+税)
発行年月
2018年7月
判型
A5
ISBN
9784862852779

17世紀のヨーロッパにおいて,書簡は公開を前提としたものも多く,学問にとって重要な情報・意見交換のツールであった。デカルトも当時の多くの学者たちと往復書簡を交わしており,737通が残されている。そこでのやり取りを通してデカルトは自らの思想を練り,著作を残していった。彼にとって書簡は,思索の場であり,まさに「知性の実験室」であった。
第Ⅰ部「デカルトの生活と思想」では,膨大な全書簡の中から特に印象的な文言を年代順に取り上げ,デカルトの生涯と思索を辿る。
第Ⅱ部「精神と身体」では,デカルト哲学の中でも重大な課題である心身問題に焦点を絞り考察。西田哲学との比較や,デカルトが精神と身体との区別をどう考えたのかをエリザベトなどとの書簡から読解する。
第Ⅲ部「論争のさなかで」では,レギウス,アルノー,モアとデカルトの往復書簡での論争を検討する。デカルト自身の立場の特異性や同時代の論争相手がデカルト哲学を受容した実態が浮かび上がる。
本書は,書簡をも含めたテキスト読解による今後のデカルト研究の基礎資料となるだろう。

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top