取り寄せ不可
◆第二句集
消ゆる雲ありながら湧く冬の雲
港近くの高階に住み、いつも空と海を眺めている……。
(著者)
◆自選十二句より
黒揚羽黒くよぎりぬにはたづみ
虚子の忌や休むことなく海うごき
おくつきは洞然としてさくら散る
著莪咲いて仏事の靴の黒びかり
これほどの嵐にしづか紅椿
虫の死を確かめ合うてこどもの日
江ノ電は昼寝の部屋の横をゆく
しやれかうべめく雨の日の白あぢさゐ
高く泳ぎ低く泳ぎて金魚かな
秋の蜂花びら軽く蹴つてとぶ
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。