古書価格の高騰で「読みたくても読めなかった小説No.1」とも言われ、日本戦後文学史の中に埋没してしまった「ポストモダン小説」の怪作が、読みやすくなった新たな組版(1段組)かつ新装幀で甦る!
ドストエフスキー、ゴーゴリ、カフカ、聖書、永井荷風などを俎上に載せ、アミダクジ式に話を脱線させながら読者を迷宮へと誘い込む「インターテクスチュアリティ」の極北は……まさかの官能小説? キャンパスノベル? 妄想ミステリー? 堂々の680ページ&原稿用紙1700枚!
?巻末付録
作者解読:多和田葉子
作品解読:坪内祐三
?愛蔵版特典
①著者が愛用した落款による検印入り
②未発表作品を含む8作のレプリカ生原稿による別冊写真集(32頁)を同梱
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