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この本は、明星大学通信教育学部で小原茂巳教授から仮説実験授業を学び、〈子どもたちに喜ばれる授業をすること〉に目覚めた著者の、教師デビューから数年間にわたる歩みを記録したものです。
「ボク自身は〈教師という職業〉で悩んだりすることよりも、たのしくやれちゃっている部分の方が大きいのです」「教師という職業にかぎらず、〈仕事するってたのしそうだな〉〈大人になるのもわるくないものだな〉というカンジを、子どもたちには伝えていきたい。そのために、子どもたちの一番身近で働いているボクたち教師にできることは、〈生徒と接する時間が一番長い授業をたのしくすること=たのしく仕事をしている姿を見せること〉なんじゃないか」と語る著者。そんな新米教師の姿と、それを取り囲む生徒たちの交流の記録は、きっと多くの先生方を励まし、勇気づけ、新たな気持ちで明日を迎えさせてくれるでしょう。
【目次】
はじめに ……1
1年目
最初の授業でイイ先入観を ……12
?ラブレターみたいな感想をもらってニンマリ?
「先生が一番たのしそう!」だなんて ……26
?高校2年生と《もしも原子が見えたなら》
生徒に謝る? 謝らない? ……36
?教師が校則違反をしてしまったら…
〈たのしみごと〉もイイじゃない ……47
?ものづくりから生まれるコミュニケーション
お別れのメッセージを手紙にして……58
?生徒の感想で振り返る新米教師の1年間
ボクの定番メニュー①
●私は誰でしょうゲーム……72
2年目
別れと出会いの新学期 ……78
?さびしいけれど,うれしいことも
相談できる人がいてよかった! ……87
?たくさんのヒトやモノに助けられてます
進路に悩んだボクだから ……98
?遠回りしたボクが高校生に伝えたいこと
授業して感謝されるシアワセ ……111
?感想文に並んだ「ありがとう」の言葉
「何で先生は厳しくないの?」……118
?放送部のインタビューを受けて考えたこと
ボクの定番メニュー②
●困ったときの「動物シール」……124
番外編
そうだ,教師になろう!①……131
?高校時代から二度目の大学入
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