明治神宮の建築

明治神宮の建築

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出版社
鹿島出版会
著者名
藤岡洋保
価格
5,060円(本体4,600円+税)
発行年月
2018年8月
判型
A5
ISBN
9784306073449

明治神宮の建築文化的価値を解説する初の通史。
明治神宮鎮座百年祭記念出版。

近代にふさわしい神社はどうあるべきか――。
一見「復古」を志向しているようにみられる内苑の建築物にも、「国民国家」のもとに、日本の近代の特徴である「独自性」と「普遍性」を追求するという「日本近代を象徴する空間」が形成されていくさまを、未公開資料とともにひもとく。

近代につくられた神社の中で、明治神宮は、内苑だけでなく外苑が一緒に計画された点で、また皇族から政府高官・一般庶民に至るまで、世の中のあらゆる階層の人が参拝することを前提に計画された点で、特異である。
本書は、そこに、「独自性」(ナショナル・アイデンティティ)と「普遍性」(近代化)をともに追求するという、遅れて近代化をはじめた国特有のやり方が象徴的に示されていると見て、内苑と外苑の建築の計画経緯や設計趣旨について、明治神宮蔵の史料などをもとに明らかにしつつ、戦後復興社殿についても考察し、創立時の社殿を含め、「伝統表現」について多くの示唆が得られることを指摘している。

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