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インドから帰った玄奘三蔵の漢訳により、広く流布した『般若心経』。本書は、東アジア仏教の基本が確立した唐代と、それを承けた奈良・平安時代の註釈から、唯識では玄奘門下による2本と、中観・華厳・天台・禅・密教の6本を和訳し、解説を加える。東アジアにおける『般若心経』解釈の広がりを展望する1冊。
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