出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます
チャン・イーモウ、ジョン・ウー、ジャ・ジャンクーら中国の映画人へのインタビューをつうじて、日本映画が中国の人々に与えた鮮烈なインパクトを浮き彫りにするとともに、「満州映画協会」や、冷戦時代の映画交流、徳間康快にまつわる知られざる映画史の新事実を発掘した貴重な証言集。
《著者のことば》
本書の様々な証言のなかで最も高い頻度で現れてきたキーワードは、「高倉健」にほかならない。(略)それまでの日本軍人によって代表される、忌まわしいネガティブな日本人像は彼の登場によって一気に覆され、ポジティブなものへと転じた。(略)一九七〇年代後半~八〇年代後半においては、日本映画が改革開放に際しての中国人のメンタリティーの形成に強いインパクトを与え、斬新な映画作りを目指していた中国第四、第五世代の映画人に多くのインスピレーションをもたらした。そればかりでなく、ジャ・ジャンクー(賈樟柯)ら第六世代の映画人も少年時代に「高倉健的」な要素をふんだんに吸収しつつ、独自の映画スタイルを形成した。(「おわりに」より)
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。