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ポストモダンの原基を攻略する68年、著者二人の出会いが、革命の書を生んだ。この複雑な網の目のような“危険な思考”は、しかし、あまりにも、わかりにくい。「欲望機械」、「分裂分析」、「器官なき身体」など、正体不明な用語を丁寧に説明。きわめて創造的な思想とそのカオスな文脈をきっちり解きほぐす。知に衝撃を与えた、“わけのわからない”テクストを、現代思想の第一人者が、わかりやすく完全読解。「この講義では、フランスの現代思想・文学事情に通じていない読者には、……かなりの辛抱強さを必要とする、読みの実践を試みた。最後までついてきてもらっても、「分かったぞ!」 という爽快感は得られないかもしれないが、現代思想の複雑な思考の網目を辿っていく糸口を得て頂ければ、幸いである。」 本書[はじめに]より
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