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日本軍の真珠湾攻撃は、アメリカ日系人に衝撃を与えた。
祖国日本と自国アメリカが戦争を始めたからだ。
特に二世には、生を受け育てられた国のために戦えるのか、
それとも
監視下に置かれ、最終的には収容所に入れらるのか。
自分の忠誠心はどう示すべきか?
アメリカ軍の戦士としてヨーロッパ戦線で活躍した二世の
ことは知られているが、対日戦争の隠れた戦士としての
重要要員であった語学兵のことは、あまりにも知られていない。
戦後も国家機密の一つとして、公言を抑えられていた
二世たちの口から、少しずつ語られ出したのは1980年代に
入ってからである。
本書は、1960年代から80年代にかけて盛り上がった
公民権運動のなかで、日系二世、三世から上がった
二世語学兵の足跡を軍の正史の中に入れるべきとの声に
応えたクリントン政権下で、
アメリカ陸軍の歴史記録の専門家として国防総省に所属する
著者がまとめた総合的な著作であり、
日米戦争の“知られざる”通史でもある。
偏見と無理解のなかで、忠誠心と自らの信念に従い、
また同時に父母の祖国への葛藤を秘めながら、
戦時という極限のなかを生きた語学兵6,000人の記録を
精査する。
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