珪藻観察図鑑

珪藻観察図鑑

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出版社
誠文堂新光社
著者名
南雲保 , 鈴木秀和 , 佐藤晋也
価格
3,300円(本体3,000円+税)
発行年月
2018年7月
判型
A5
ISBN
9784416518441

珪藻は、ガラスでできた体を持ち、光合成を行って生きる微生物(藻類)です。
淡水から海水まで広く分布し、世界中に約10万種類が生育すると言われています。
顕微鏡を使えばだれでも簡単に観察することができることから、理科の授業でもおなじみであり、
また、教育や生物学のみならず、水質調査などの環境学、
化石調査(ガラス質が微化石として残る)などの地質学、
珪藻土などでの土壌学などでも重要な役割を担う生物です。

珪藻の形状は種類によって様々で、唇に似たクチビルケイソウ、
船の形をしたフナガタケイソウ、その他、ユニークな名前が付いています。
顕微鏡観察の対象として、また珪藻を並べたアート作品としてのファンが多いのも
この生き物の特徴です。

本書は、珪藻の生育環境ごとに章立てし、そこではどのような珪藻が生育しているのか、
写真とともに、種類、特徴などを解説します。
図鑑的な要素以外にも珪藻がどのような生き物なのかの基礎知識、名前の由来、環境学、
地質学、土壌学、アート、そして実際に観察するための方法などをわかりやすく解説します。

■目次
はじめに
珪藻とは
基本的形態と分類形質
珪藻の生活環
珪藻の分類
珪藻の属
池の珪藻
湿原の珪藻
湖の珪藻
河川の珪藻
海の珪藻
様々な珪藻の話題:透過電子顕微鏡 胞紋構造、蛍光を観察する、珪藻アート、底生珪藻、南極海生態系の基礎生産者、
動く珪藻・動かない珪藻、生殖、配偶子、群体形成、長いのに丸い仲間、丸いのに長い仲間、化石珪藻、強酸性水域に出現する珪藻
付録:採集方法、観察方法、系統樹、分類表、属名リスト
索引
参考文献・著者紹介
謝辞・あとがき
コラム:タイプ標本の探索、珪藻の利用、フナガタケイソウの見分け方、殻の外形の呼び方、珪藻と古環境、胞紋の構造、
珪藻の中を観察する、中心類珪藻の見分け方、敵との戦い、珪藻の学名と和名、サンゴ礁の砂上にみられる珪藻、珪藻の光合成

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