喜連川の風

角川文庫

喜連川の風

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出版社
KADOKAWA
著者名
稲葉稔
価格
704円(本体640円+税)
発行年月
2018年7月
判型
文庫
ISBN
9784041067987

江戸藩邸も藩士も<絶体絶命>!

武士の矜持と親子愛が胸を打つ、
「剣客船頭」 「浪人奉行」の著者待望の新シリーズ始動!


下野国にある喜連川藩は、小さいけれど格式は高く、江戸城では大大名と肩を並べる席が用意される。
参勤交代も賦役も免除という特別待遇だが、石高は低く、藩政は決して楽ではない。
藩の中間管理職・天野一角の苦労は絶えなかった。

後添いの妻・雪乃と息子の清助の不仲に苦慮していたある日、江戸藩邸が火事に遭ったとの知らせが舞い込む。

検分を命じられた一角は、家老の許しを得、後学のためと清助を連れて江戸に赴くが、
江戸留守居添役・中原は尊大で、不正の疑惑が持ち上がっていた。
さらに清助が、神隠しのように姿を消してしまい――。

理不尽を打ち払う一角の姿と母子の情が爽やかな感動を呼ぶ、痛快&感涙の時代小説!

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