国語教育を救え

国語教育を救え

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出版社
さくら社
著者名
宇佐美寛
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2018年7月
判型
四六判
ISBN
9784908983245

教育学界最長老の一人にして、衰えることなく吠え続ける宇佐美寛先生が、今作では国語教育に絞り、その現状を斬りました。

読書百遍義自ら見る――「読み書きの能力は、読み書きをすることによって育つ。」として、

①とにかく読む。それも、古典を読み、模範とする。

②体を使って(手書きで)書く。

それなくして読み書きの能力が伸びることはないと言い切ります。

さらに、「発問は教師の論理で作られている。学習者の読み手としての独立した世界の可能性は無視されている。ところが、読み手は独自の想定・関心で原文を読む。独自の世界を作る。ある特定の小さい部分に特に注目する。好きになる。」(p.121)と、発問による授業を「誤った有害な方法」と断じました。

ちなみに「私自身は、毎回、文章を書きはじめる前に、鴎外の「阿部一族」を五分間程度読む。これで思考の調子が安定する。」(p.118)

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