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名アニメーター・二木真希子が残した唯一のオリジナル絵本『小さなピスケ』シリーズ。
多くのファンからの熱いリクエストを受け、未完だった幻の第三巻がついに刊行決定!
スタジオジブリが放つ数々の名作群の中でも、とりわけ人々の記憶に残るシーンの作画を数多くご担当された天才アニメーター・二木真希子さん。
そんな二木さんが残した唯一のオリジナル絵本である「小さなピスケ」シリーズは、2016年に二木さんが亡くなられた後、その一周忌を機に、映像研究家の叶精二さんなどの呼びかけにより、SNSを通じて多くの復刊リクエストを頂き、これまでに弊社から新装版『小さなピスケのはじめての旅』、『小さなピスケのはじめての友だち』として、復刊をさせて頂きました。
その紹介ページでも簡単に触れましたが、このシリーズには続きが存在します。
じつは二木さんは亡くなられる直前まで、病床で、続編である本作の絵に筆を重ね、ラフ(=仮印刷本)を幾度となく推敲し、最後まで赤字を入れたそうです。
当時の担当編集者に託されたラフには、絵や台詞など、所々に細かなえんぴつ書きで指定が残っています。
このたび、その最終段階のラフを元に、生前の希望に沿って、漢字や書体などを新たに再編集しまとめたのがこの『小さなピスケのはじめてのおてつだい』です。
宮崎駿監督や美術監督の男鹿和雄氏からも、自然描写や想像の世界の木々の力強さ・透明感を絶賛されていた二木さん。今回もこれまでの二冊同様に二木さんが得意とした動植物への描写が満載です。
また、主人公・ピスケをハラハラ、ドキドキさせてしまう、いわば弟ともよべる存在が初登場します。
二木真希子さんが後世に遺し、伝えたかったもの。
本当に大切なものとは何か?
ぜひ本書から感じ取っていただけると幸いです。
☆☆☆本書の特長☆☆☆
1. 名アニメーター・二木真希子さんが残し、未完に終わった幻の作品。関係者やファンの方の想いが結実し、ついに初単行本化が実現!
2. 愛すべき新たなキャラクターも初登場!お楽しみに!
【小さなピスケのはじめてのおてつだい】あらすじ
ピスケは、ふるさとから遠くの町の、そこからもだいぶはなれた川の側にある小さな丘の、そのてっぺんにはえている大木の根もとに空き家をみつけて住んでいます。
まい日、木の実や草の実を集めて干したり粉にしたりして町に持って行き、さとうや布のように必要な物と取りかえて生活をしていました。
ある日、きみょうな小山のつみかさなった落ち葉の間に、なにやらしっぽのようなものがつき出していて…。
ひとり立ちし、はじめての一人暮らしをし、心安らぐ友だちにも出会えたピスケ。
次にまっていたのは・・・。
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