ヒョウのハチ

ぴっかぴかえほん

ヒョウのハチ

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出版社
小学館
著者名
門田隆将 , 松成真理子
価格
1,430円(本体1,300円+税)
発行年月
2018年7月
判型
A4
ISBN
9784097267867

動物と人との深い絆を伝える実話絵本

ときは1941年2月。中国の牛頭山へヒョウ退治に出かけた日本兵の成岡正久小隊長が見つけたのは、生まれて間もない赤ちゃんヒョウだった。
子猫のように愛くるしいヒョウはハチと名づけられ、兵隊達の宿舎でかわいがられて育つ。食べるのも、眠るのも一緒で、戦時下での兵隊達の心のなぐさめにもなり、両者は深い絆を結んでいく。しかし部隊に大きな作戦の命令が下る。
明日の命も知れない戦闘にハチを連れて行くことはできない、ハチを引き取ってくれるところはないか、と成岡さんは方々手を尽くし、ついにハチは上野動物園に引き取られることになる。
ハチは日本に到着するやいなや大人気となるが、次第に戦況は悪化していき、ついに動物園の猛獣処分の命令が下り・・・。

野生のヒョウと真心で通じ合った心優しい兵隊の物語は、戦争の悲劇や理不尽さを浮かび上がらせると共に、人も動物も穏やかに暮らせる平和の大切さを伝えている。

【編集担当からのおすすめ情報】
戦後、成岡さんがもらいうけたハチのはく製は、2018年7月より、高知県に新しくできる図書館・科学館の複合施設「オーテピア」の高知みらい科学館にて展示される予定です。

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