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さあおいで
私の知らない歌
陰惨な爪を忘れて
私たちは書くことを覚える
これらの詩群を読む者は、線的時間の潰走した”散乱”のなかで、絶えず生であり死であり現前であり不在であり光であり闇でもある迷路あるいは隘路を辿りつつ、死んだものたちの息づく鏡の空間に他ならない”歌”であり詩であるような未知の場所へと導かれるだろう。『石の花』に次ぐ待望の最新詩集。
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