火葬と両墓制の仏教民俗学

火葬と両墓制の仏教民俗学

取り寄せ不可

出版社
勉誠社
著者名
岩田重則
価格
6,600円(本体6,000円+税)
発行年月
2018年6月
判型
A5
ISBN
9784585222125

両墓制。遺体の埋葬地と、遺族が参拝する石塔墓地が分かれた墓制をこう呼ぶ。
その分布は近畿・中部地方に濃厚である。なぜこの地では、両墓制をとったのか?
柳田国男・折口信夫らに始まる墓制研究は、なぜそれを「固有の信仰」ととらえてしまったのか?
その発生の起源と歴史的展開を実際のフィールドから探り、仏教と深く結びついてきた両墓制の実態を明かす。

*サンマイとは…
「三昧」とも。サンスクリット語から音訳された仏教用語で、心が静かに安定した状態を示す。それが時代を経て変化し、現在では遺体埋葬地や火葬場を指すことが多い。本書では埋葬地・火葬場を指す民俗用語としてカタカナで「サンマイ」と表記する。

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