取り寄せ不可
「賤ヶ岳の戦い」は戦国の命運をかけた大きな戦いにかかわらず、「長篠の戦」「桶狭間の戦い」「小牧長久手の戦い」「関ケ原の戦い」などに比べて影が薄い。また戦国小説・時代劇では必ずと言ってよいほどこの戦いを描かれるが、研究書としての関連書籍は意外に少ない。しかし、この戦いは秀吉が天下人にのし上がった極めて重要な戦いであり、秀吉と勝家の甥・佐久間盛政との余呉湖湖畔の決戦は、まさに〝戦国一〟といってもいい名勝負であり、秀吉の天下どりのための織田軍団の頂上決戦であった。賤ヶ岳の戦いの敗因は勝家の甥・佐久間盛政の暴走にあるというのが一般的である。その認識は果たして正しいのか。本書はそこに斬り込み、秀吉の行動と柴田軍の行動を徹底解析し、他書には記されていない戦場の高低差(陣取り)が勝敗を大きく左右させたことにも言及する。
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