戯曲小鳥女房

戯曲小鳥女房

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出版社
ポット出版プラス
著者名
千木良悠子
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2018年7月
判型
四六判
ISBN
9784866420073

【DVD付き(図書館ではDVD貸出・提供できます)】



都内のとあるマンションに結婚10年目の夫婦が暮らしている。

妻は自分を「籠の鳥」のように感じ、夫に別離を切り出すが相手にされない。

ある日、同じマンションに住む主婦が、愛人だという17歳の少年を連れてやってきた。

少年は「自分は女性の地位向上を目指す政治活動家だ」と語り、

日本中の主婦を集めてテロ行為を計画中だと打ち明けるのだが……。



●帯寄稿文(高橋源一郎)

銃弾を浴びよ

 近代劇は、イプセンの『人形の家』をもって始まる。ヒロインのノラは、自分が、いや女たちが閉じ込められていたことに気づき、たったひとりで、「家」の「外」へ出た。長い、女たちの闘いの最初の狼煙だった。それから百数十年、劇場の中でも外でも、闘いは次の段階に達した。女たちは、自ら武器をとり立ち上がったのだ。その先頭に、千木良悠子がいる。彼女(たち)が撃つ、表現のマシンガン、そのことばの銃弾を浴びよ。そして、その先にある死と再生の物語を見つめよ。

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