取り寄せ不可
◆第一句集シリーズ/Ⅰ
いつだつてまひまひであるこれからも
熱いようでいて冷徹にものを見据えているような月子さんの視点が生きているように思うのである。
(序・山田佳乃)
◆自選十句
しあはせになりたいなりたい蟻地獄
汐まねき舟を眺めて恋をして
不器用な弾丸となる金亀子
赤い靴履いてマネキン月の客
祈るものなど何もなく神無月
革命はいつも隣に春の雪
シリウスに春の痛みのやうなもの
封蝋のぬらりと赤し蠅生るる
あの駅へ帰らう今日は十三夜
巨木より水の音して寒昴
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。